2006年入試(平成18年度入試)
埼玉・千葉の状況

今年の首都圏1月入試の状況が入ってきた。事前の予想通り受験者増となっている。大手進学教室の上位クラスの生徒でも、涙を飲むケースも多数見受けられる。実はこの傾向は、ここ何年か続いているのだ。その理由を考えてみよう。

代表的な学校について偏差値による合否80%→50%ライン→20%ライン→最低ラインを男子について調べてみた。これは四谷大塚の2005年入試と前年模試のデータに基づく結果だ。

渋谷幕張 66→62→58→49
栄東選抜 62→59→53→49

このように50%ラインと最低ラインとの差が10〜13ある。地元の第一志望受験生と東京のお試し受験生が入り乱れ、受験生の学力にもバラツキがある。その結果合格者の分布が広がるわけだ。

しかし、これで納得して良いのだろうか。四谷大塚のホームページには各学校について、合格者の偏差値分布が掲載されている。これをながめていると、つくづく中学入試の偏差値というものは罪作りなものだと感じる。

例えば合不合判定模試で偏差値66だった受験生が10人受験したら2人不合格となるのだ。そういう数字だと分かっていても、受験生としてはたまらない。昨年度の入試で言えば68でも不合格の生徒がいるのだ。偏差値68という多くの受験生が憧れる成績でですよ!

これの意味するところは何か。結局模試というのは参考にしかならないということ。模試で合否が決まるなら、判定は揺るがないだろう。しかし模試と入試は出題のタイプも傾向も異なる。

そこが分かっている塾は、志望校に合わせた練習問題を沢山用意してそこに特化した指導をしてくれる。そうでなければ過去問にこだわり、合格最低点をクリヤーすることを目指して学習する必要がある。塾の指導があてにならなければ家庭で補う他はないだろう。

2月入試までまだ間がある。過去問をおろそかにしないようにお願いしたい。