■今年の受験を振り返って
生徒の約半分が早生まれという、教室始まって以来のメンバーに翻弄された1年でした。「先生、こんな仕事の仕方をしていたら、長生き出来ませんよ」と何人からも同情されてしまいました。
「早稲田の1次試験」の問題は「基本クラス」で指導したもの以外は全く出題されておりませんでした。ただ時間が短く、あと1枚貼れなかったとか最後まで終わらなかったという生徒はみんな残念な結果でした。
「桐朋学園」は100%予想が当たり、生活巧緻の紐結びは「基本クラス」で行ったものと全く同じ問題。葉っぱの工作は10月の4週目の「桐朋特訓」で同じ事を行っていました。ただ例年のように「何でも良い」のでなく、「鳥、お城、車、魚」など、創るモノを指定されていました。しかし、「生き物を創る」ことはより困難な為、なかなか生き物が創れない子供達も合格出来ました。集団行動においては後半の運動の指導に指示をかなり入れたサーキットをしておりますので、指示を聞いて、覚えて、身体を動かすことにはかなり慣れていました。
今年は男子が9人も合格を頂きました。(男子合格者の4人に1人がうちの生徒とは感動です。)
今年は暁星も4人合格しました。国立学園も三人を落としましたが、あとは全員合格を頂きました。
「スーパーニュースの取材」が9月から入り、三人の子供達を三台のカメラで追いました。(11月12日放映予定)9月頃でも○がなかなかもらえず、辛い苦しい時をじっと耐え、必死で頑張ってくれました。
見事合格を勝ち取れた時は、感無量でした。うちの生徒ひとり一人の受験がみな、ドラマチックだったと感じられました。 年長の入塾の時、全く何も出来ず、ぐだぐだしていて、お断りをしようと思った、どん尻君が、何と!森村補欠、桐光1次合格、聖徳合格、国立学園合格、桐朋学園合格、早稲田合格しました。小さな可能性も成長し、花開くのだと実感いたしました。子供達って凄いです。大人では出来ない成長を1年でしてしまう。大きく大きく成長します。確かに辛い1年でした。この1年間、何度みんなと泣き、励まし合い、抱きしめ合ったでしょう。「みなさん、よく頑張りました。あなた達は、私の誇りです。」
「お母様方、何度も私に怒られて、でもよくぞついて来てくれました。本当にありがとうございました。後悔しない受験を!出来る事はみんなしよう!」と一緒に頑張ってくれました。みんなの喜びの笑顔を見ると、やっぱりまだまだ頑張らなくてはと思います。
室長 山田ひとみ |