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■小学校受験対策は、 「いつから・・・」「何から・・・」はじめたらよいか? こぐま会 齋藤 洋 |
小学校受験を考えておられるお母様・お父様は、「受験対策はいつから始めたらよいのか?」「何から始めたら
私は、「いつから始めたらよいのか?」のご相談には、ほとんどの場合、「今から」とお答えするようにしてい 幼児には、その時期にあった親と子の関わりが、いつでも必要です。そしてそのことが、小学校受験にも、とて 今、小学校入試では、子どもにいろいろな力を求めています。行動観察重視。かなり以前から言われてきたこと 受験してきた子どもが、どのような環境の中で、どのような言葉がけをされながら、育てられてきたか。つまり ですから、小学校の受験対策は、「教室に通い始める時期はいつ頃からがいいか」を悩んでいるよりも先に、入 その学習方法としては、こぐま会から出している、様々な読み物や教材を利用していただければと思います。授 かと言って、まだ何も行っていないし、もうすぐ年長になるお子様の場合でも、「出遅れたから受験は無理」と |
そこで問題となるのは、「何から始めたらよいのか?」についてです。 |
上記の、学校側が求めている「親の子育てのあり方」というのは、小学校受験をする、しないに関わらず、幼児 これが、こぐま会の基本理念である「教科前基礎教育」の考え方です。小学校受験の対策は、その基本理念があ 多くの受験塾?が、年中児のかなり早い時期から、ペーパートレーニング中心の授業をしていると聞きます。こ ペーパー中心ではない、こぐま会と同じような方針の幼児教室が見つかり、信頼の置ける先生の指導が受けられ 「学校側は子どもに…、親と一緒に、何を見て、何を聞いて、何をし、何を感じて…育ってきたか?を求めてい ですから、生活の中のいろいろなことに子どもと一緒に関わり、その中にある学習のポイントをしっかり意識を |
〈量の学習〉 |
・大きさ、長さ、高さ、多さ、重さなどについて、2つのものを比較することから、3つ以上のものを系列化で きるようにしていく。 |
〈位置の学習〉 |
・上、下、前、後、右、左の位置関係と、何番目という一表現を中心に、様々な生活上の位置表現を理解し、表 現できる力を養う。 |
〈数の学習〉 |
・20までのものの計数、多少判断を基本に、10前後までの数の増減を生活の中で意識する。また分配(等分) 、一対多対応(例.一人に2つずつのリンゴは、3人でいくつ必要かなど)を、実物をイメージして考える力を 養う。 |
〈図形の学習〉 |
・図形構成−分割(パズル)の経験を積む。また形を重ねたり、裏返したり、回転したりする変化に対応する力 を養う。 |
〈言語の学習〉 |
・他の人に物事を伝えるための、正確な言葉と話し方を身につける。また人の話をしっかり聞き、理解できる力 を養うために、日常の会話を大切にする。 |
〈その他〉 |
・生活の中にある常識(自然{季節・生き物}・道具や身の回りの具体物・理科的常識・道徳・社会常識など) を、知るための体験と会話を重ねる。 |
・生活上必要な、手先の巧緻性の力を養う。(塗る・描く{運筆と描画}・切る{ちぎる}・紐結び・紐通しな ど) |
・しっかり歩く、走ることを基本に、年長以降、ボール運動やマット運動、縄跳びなどに自信を持てるように。 |
通える幼児教室が見つからない時、またご家庭の事情で、ひとまず家庭学習だけで進めていかざるをえない方も
ペーパー中心の多くの塾では、小学校入試で出題された問題と同じレベルのものを、早い時期から盛り込んでい こういった授業を行っている場所は、幼児教室とは呼びません。子どもの発達を無視しているからです。無視し ある教室の先生は、「易しい問題ばかりでは力がつきません。でも難しい問題ばかりでは自信がつきません。だ 言葉だけを聞くといかにもと思いますが、子どもが自分の力で解けない問題を混ぜることの答えにはなっていま 易しいとか難しいということではないのです。その子どもの年齢にあった、発達状況にふさわしい問題であるか 説明をしても理解できない、取り組むことはもちろんできないという問題は、難しいという域を遥かに超えてい 説明で理解できるというのは、具体的な生活の中の事例を挙げれば、納得ができるということです。どの子ども 例えば、シーソーで重さ比べをしたことがない子どもに、ペーパーでの「シーソーを使った4者関係」は無理で ですから、ペーパーを使用するにしても、ペーパーの内容やレベルには、十分な吟味が必要なのです。
教室で行う授業内容は、子どもの成長・発達をしっかり見据えた、系統性を持ったものでなければなりませんし 教科学習に入る前に、基本的なものの考え方を身につける必要があります。それは、我々大人の思考方法とは違 またその授業がいかにすばらしくとも、それだけでも十分ではありません。教室で行うことを、子どもの学力と 子どもたちは、宝の山に囲まれています。その宝に気づかせてあげ、その宝をいかにたくさん子ども自身のもの お母様・お父様が、お子様に学習機会をとお考えになったその時が、学習を始める、まさにそのチャンスです。 こぐま会は、独自の指導方法と豊富な入試情報で、皆様の子育てと入試対策をバックアップさせていただきます。 |
こぐま会 齋藤 洋 e-お受験 木下 健藏 |
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